両方とも、スクリーン(型)を彫刻し、プリントします。
そのスクリーンの形状とプリント方式に違いがあり、
「生産スピード」、「適したデザイン」、「経済性」などに特長がでてきます。
(FLAT SCREEN PRINTING MACHINE)
平板なフラット型のスクリーンの間欠運動によりプリントしていくため、ジョイント(接続部)があるが、
職人技により、一般人には見分けがつかないくらいに抑えられています。
ロータリースクリーン染色機と違い間欠運動のため、スピードが遅く生産効率は悪いですが、
1型あたりのスクリーンの彫刻費用は低めなため、
加工数量が同じで、色数が多いときには、経済的になります。
多少の凸凹のある生地にも対応できます。
「小ロット、多色数、多品種」 対応型。
プリントする色順のシミュレーション
13枚もの型(色)を使用して1色1色プリントしていきます。
真っ白な生地に
全ての色をプリントするにはこれほどの長い距離が必要となります。
13枚のスクリーンが並ぶ様子は壮観です。
(ROTARY SCREEN PRINTING MACHINE)
円筒形の金属スクリーンの回転運動によりプリントしていくので、
ジョイント(接続部)がないのが特長。
フラットスクリーン染色機が間欠運動なのに対して、こちらは連続運動なので、
スピードが速く、大量生産に向いています。
「大ロット、少色数」 対応型。
先に、地紋の「うすいむらさき色」をプリントし、次に、上物の「濃いむらさき色」をプリントしています。