いろなき
色泣きとは、
染色された生地のプリント部分から、「生地白のままの部分」や「より淡い色の部分」へ
湿潤状態で染料が移行して、その部分を汚染することです。
原因としては、
反応染料の場合は、染色後の水洗い(ソーピング)不足により、
「未染着」の染料が残留してしまっていることなどが考えられます。
よって、水洗いやフィックス処理の徹底で防止することができます。
【試験方法】
垂直に立てた生地を水が毛細管現象により上昇する際に伴って
水に溶けてにじみ出てくる未染着の染料の程度を調べます。
数値は、「1、1-2、2、2-3、3、3-4、4、4-5、5級」で、9段階で、5級が優秀です。
(ボーケン品質評価機構ホームページ 色泣き試験)
【目安値】
汚染 | |
一般品 | 4級 |
[加工不良品による事故例] 長時間、水に浸しておいたところ、 マリンブルーの染料が白い部分に汚染してしまっている。 |
[加工不良品による事故例] つけ置き洗いで、 赤色の染料が白い部分に汚染してしまっている。 |
【デメリット表示例】
洗濯の際は、つけ置きはお避けください。