モール糸(シェニール糸)、シェニール織とは、
シェニール糸ともいいます。(chenille、フランス語で毛虫)
外観が毛虫に似た糸です。
この糸をつくるには、タテ糸の間隔をあけた粗い織物を織って、
タテ糸とタテ糸の間をタテ方向にカットします。
それによって両側に毛羽のあるヒモ状のものができ、
これに撚りをかけて毛羽の出た毛虫状の糸が出来上がります。
このシェニール糸をヨコ糸に使った織物を、
シェニール織と言います。(モール織とも)
一度、織物を織って、この糸をつくり、
そして、この糸を使って織物を織るため、
「再織 さいおり」とも呼ばれます。
一見、起毛品にも見えますが、
針やサンドペーパーでかき出してつくる起毛品とは別物です。
<87000>ルーナ のヨコ糸には、モール糸(シェニール糸)を使用しています。
このシェニール織に似た生地としては、
パイル織物を、カット(切毛)したり、起毛した
・ ベルベット(英語)、ビロード(ポルトガル語)
・ 別珍
・ ベロア
・ モケット
などがあります。