こうきんせい
抗菌性とは、
細菌の増殖を阻止する性質を言います。
「抗菌活性値」は、効果を判断するための数値です。
一定量の菌の増殖を阻害・阻止する性能を表します。
【目安値】
JISでは、抗菌活性値が、2.0以上あれば「抗菌防臭効果」があるとされています。
【試験方法】
JIS L 1902 定量試験(菌液吸収法)
「未加工」の布と「抗菌加工済」の布の18時間培養後の生菌数を求め対数値差で表わします。
測定には、「黄色ブドウ球菌」を用います。
黄色ブドウ球菌 【おうしょくブドウきゅうきん】 食中毒を引き起こす代表的な細菌の一つ。 自然界に広く分布しており、 「動物の皮膚」、健康な人の「鼻の中」、「のどの中」、「皮膚」、「髪の毛」、「ほこりの中」などにも存在する。 特に、化膿した傷口や、ニキビなどに多く存在する。 この菌が食べ物の中で増殖する時に「エンテロトキシン」という毒素をつくり、 この毒素を含む食品を、食べることにより食中毒が起こる。 |
18時間培養中 (写真提供:ボーケン) | 残った菌の数を調べる (写真提供:ボーケン) |